私は彼の浮気相手!?~初恋相手はイケメン美男子~
「そうだな。雅こっち来いよ」




葵君はあたしを引っ張って隣に座らせた。




ってちょっと近いよ~~!




これじゃ目のやり場に困るーww




あたしは照れながら弁当箱のふたを取った。




「お、奈々ちゃんのおかず美味そう♪もらっていい?♪」




「いいよー♪」




優君と奈々はまるで恋人のように二人で楽しく話をしていた。




ってこれって葵君と出会ったばかりの時四人でカラオケに行ったパターンと




同じ展開じゃない!?いったい何を話せばいいのー!




葵君は横からあたしに気付かれないように弁当のおかずを摘み食いをした。




「もーらい♪お、雅が作ったのかコレww」




「あー!ちょっと勝手に食べないでよ…!」




あたしは慌てて気づいておかずを取り返そうとした。
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