だぁーッいすき
「まきちゃん速いね!
さおね、足はやくなりたい!!」
いいな。
ちゃんとやりたいことに
向かって頑張ってるもん。

「そうなんだー!!
さおちゃんなら余裕だよ♪」
余裕…。
まきにはそんな言葉はつかっちゃいけない。
「ありがとう!
さお頑張る。ついたよ!!」

100m。
長いな。
けど頑張るよ!
きっと大丈夫だよね!!

―ポン
サッカーボール。
「すいませーん!!こっち!」
この声は…
「空翔」
まきは蹴っても
どこに行くか分かんないしな…。
「まきちゃん!!
さおがやったげるよ!」
そういって代わりにしてくれた。
前にもこんなことがあった気がする。
「みんな集まってー!」
田中先輩。
「2人ずつ走るよー!!」
貴方は悠人の何ですか?
「まきちゃんとさおちゃんから。」
まきの邪魔しないでよ??
「よーいドン!」
まきから幸せをとらないで。
だから。
もう絶対に邪魔しないで。
「まきちゃん16秒。さおちゃん15秒。」
あっ。
終わってた。
16秒か…。
「やったー!!」
さおちゃん喜びまくり。

「今日はもう帰っていいよ!お疲れぇ!」
無事に終わったー!
えっ?
無事だったかな??
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