だぁーッいすき
目の前には
田中先輩。
だけじゃない!!
他にもいる。
4人…。
何?
関わらないで??
「まきちゃん部活は?」
いつものように
笑顔で話しかけてくる先輩。
「今から行きます。」
いつもように
笑顔で返す。
「早くいきなさい??」
ただきただけなんだ。
そう思った。
「はい。」
だから悠人の手を持って
一緒に行こうとした。
「まきちゃんにいきっていったんだよ?」
下を向いて
少し笑う先輩。

怖い。
こわい。
コワイ…。

「まきちゃん。
俺は大丈夫だから先に行って?」
悠人。
それは絶対にいや。
きっと離れちゃうから。
智也くんと空翔と同じで。
もう誰も失いたくないから。
「悠人が行かなきゃいかない。」
悠人の目を真っ直ぐに見て言った。
「話なんなの?」
悠人がまきの手をしっかり握って
田中先輩に話しかける。
誰か来て。
お願いだから。
「まきちゃんのどこがいいの?」

なんじゃそりゃっ!!
「全部。」
即答。
照れちゃうからね。
「あたしの方がかわいいと思うけど…。」
まぁそりゃ
先輩は美人で…。
「真面目にきもいから。」
悠人怖いよ。
「別れて。」
別れる??
何いってんのこの人?
「別れない。」
悠人かっこいいよ。
「何で?」
田中先輩が下を向いた。
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