だぁーッいすき
階段を
凄いスピードで
登ってくる先生たちがいた。
「どうしたんですか?」
優奈たちのことだろう。
そうおもいながらもきいた。
「なにもない。
二宮は下行っとけ」
こんなに
先生がいるのに
なにもないは
ないだろ。
そうおもいながら下へ行った。
まきは
空翔に相談をした。
「今はほっとけ」
まきと
おんなじ答え。
いつか分かる。
まきたちの心には
そう分かっていた。
本当の友達は
離れたときにわかる。
自分の無力さも。
まきは
空翔に
辛くないかって
聞かれた。
まきは1人でも
大丈夫だよ。
1年生の時、
辛い経験も
楽しい経験もした。
だから
今のまきがあるんだと思う。
まきは
みんなに支えられてきた。
今度は
支えなきゃいけない。



優奈…
もどってきて?
誰も優奈が悪いなんて
思ってないから。
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