だぁーッいすき
大掃除の時間。
本当にイヤだよ…
まきは外庭か…
「あー!まき掃除どこ?」
そう話してきたのは
優奈だった。
「外庭なんだー。優奈は?」
優奈の目が
輝いた。
「やったー!一緒!
ちなみに空翔も!」
まきの頭は
まだ理解出来ない。
悠人?
「ま、まきどった?」
ん?
「あ。ごめん!行こう。」
優奈は
不思議そうにみてくる。
どうしたのって
聞いてくるけど
いわない方がいいよね?
「智也が来たー!」
空翔の叫ぶ声。
まきはゆっくり振り返る。
「もしや外庭?」
優奈が問いかけ
智也くんは
ゆっくり頷いた。
「まじすごくね?」
空翔と優奈は
笑い続ける。
「なんかやっぱ4人がいいな。」
優奈が呟く。
まきどうしよう…。
「まきちょっと。」
優奈が
誰もいない所に
まきを連れて行った。

「ねえ。まき何があったの?」
聞かないで
「何もないけど…」
見ないで
「わかるよ?隠してもだめ。」
だめ。
「何も…隠してない。」
優奈ごめん。
「…ッ」
優奈は
何もいわずに
まきを抱きしめた。
「ゆ‥な?」
「大丈夫だよ。
1人でもう頑張らなくていい」
…。
優奈…
「夢だけど悠人の声が聞こえて…」
優奈は
ずっと聞いてくれた。
まるで
自分のことを考えるように…
「そうだったんだ…」
まきは
すごく嬉しかったよ。
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