だぁーッいすき
「受験者以外は早く帰れ!」
先生は
大声でいう。
友達は
うざそうに帰って行く。
その高校を受けたのは
まきたちだけ。
生徒が帰るまで
先生は発表しない。
発表は
教室で行われる。
「二宮はいれー」
ドキドキして
だけど
早く知りたくて

先生に渡された
封筒。
ゆっくりと
中身を出す。

合格

そうかかれた
紙。
他にも
いっぱい入っていて。
感激中のまきには
それで
十分で。
「特待生だ。」
先生から
言われた言葉に
戸惑う。
特待生?
「全額免除だ。おめでとう。」
先生に
紙をみせられ
納得する。
「えー!!」
とはいえ
びっくりする。
「実はなあ。」
先生は
OKサインを出す。
「名前は言わないが…」
なぜか
緊張する。
「男子はサッカーで女子は学業で特待生だ。」
まきは
嬉しくって。
「ありがとうございます!」
「お前たちの頑張りの成果だ。」
隣のクラスから
やったーという
声が聞こえた。
廊下からは
よっしゃーって。
「おめでとう。」
教室をでた。
懐かしい
3人の姿。
「もう1回だけ頑張ろ?」
智也くん。
「賛成!」
空翔。
「優奈も!」
優奈。
「ずっと一緒。」
まきだって…
もう離れない。
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