だぁーッいすき
気持ち

智也side

まきちゃんがちょっと冷たい気がする。
「ゴメン。」
俺バカだよな。
「いーよ。」
俺みたいな奴より
空翔みたいな方が
いいのかな?
空翔の言うことが分かった気がするよ。
「ねー。智也くん。」
まきちゃん…。
「どった?」
気付いちゃったのかな?
この傷について…。
「眠れないの。だから…。」
だから?
「智也くんの部屋いっていい?」
部屋に…。
「いーよ。一緒に寝よ?」
俺、何言ってんだよ。
「ありがとう。」
よかった。
俺はベットに入った。
まきちゃんは?
「こいよ。」
なんでこないんだ?
「電気消すね。」
話そらさなくても。
「おじゃまします。」
まきちゃんの背中が俺にぶつかる。
俺ら背中あわせ。
当たり前だよな。
「智也くん。寒い。」
えっ?
まきちゃんが俺に抱きつく。
俺はくるっと回った。
「おいで。」
まきちゃんは俺の
腕の中にすっぽり入る。
昔は同じくらいだったのに。
「智也くんあったかい。」
まきちゃん。
「まきちゃんも。」
あったかいよ。
何年ぶりかな?
一緒に寝るの。
懐かしい。
やばい。
眠たくなってきた。
ってかまきちゃんはもぉ寝てるよ。
俺も寝よっかな。
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