だぁーッいすき
空翔の食べかけを
食べる。
普通の人なら無理だけどねっ。
モグモグモグ。
うまーい!
「超絶うまいじゃん!」
空翔笑ってるし。
「口についてる。
つか1口がでかいっての。」
そういって
まきの口をふいてくれた。
それであってはならないことがおこった。
「まきちゃん??」
この声は…
「「ともくん!」」
まきと空翔の声が
ハモった。
しかも学校でのニックネームで。
びっくりしすぎて
動けない。
智也くんがだんだん近くにくる。
やばい。
怖いよ。
「何かあったら俺が守るから安心して??」
空翔…。ありがとう。
「何してんの?」
顔は笑ってるけど
目は笑ってないよ…。
「一緒にアイス食べてる」
恐る恐る答えた。
「ちょうだい?俺にはないの?」
えっ?
そっち系でしたか?
いや。
違うね。
空翔がいるからだよ。
「どーぞ。」
空翔を横目でみた。
うなずいてくれてる。
「ありがとう。」
智也くんはなんで
ここがわかったの?
智也くん…。
「ねー。俺には…。
やっぱなんでもないわ。」
智也くんは何が言いたかったのだろうか?
すごく疑問。
だけどきかないほうが
いいような気がする。
「そっか。」
空翔が繋ぐ。
ありがとう。
本当に。
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