だぁーッいすき
「まきちゃんが叩いた。」
はぁ?
意味分かんない。
悠人…。
「なにいってるん?
まきが叩かれたじゃん!!」
まきが叩かれた!
悠人が
優しくまきの手を
握る。
「まきは叩くやつじゃない。」
悠人は分かってくれるんだ。
「みんなさぁ
まきちゃんがみぃのこと叩いたじゃんね??」
その班ではリーダー的存在のみずがいう。
まきをたたいたのもみず。
みんなはうごかない。
「じゃぁまきは叩かれた??」
みんながうなずく。
「まじありえねー。」
とみんなをにらみつけながらさきがいう。
「ホントだよ。」
それに続いてさおも。
「言っとくけど俺がまきを選んだ。
まきが俺を選んだわけじゃねーの。」
ありがとう。
まきの手をギュって握る。
まきもそれに答えて
握りかえす。
「嘘だ。」
みずがそういって
クラスに戻った。
「まきは可愛いから気を付けろ!!
つか、ほっぺ大丈夫か?」
そういって
まきのほっぺに軽く触れる。
「大丈夫。ありがとうね。」

―パチパチパチ
え?
「お前らすげーよ。」
伊藤。
「そうだよ。まじバカップル!」
みんなぁーッ。
「つか伊藤に感謝しなきゃな。」
そうだよ!
伊藤のおかげ。
「ありがとう。」
伊藤はまぁまぁなんていって頭をかいてる。
ホントによかった。
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