ブラック プリンセス Ⅰ 【完】
「ちょっ、話してよ。」
私の言葉を無視して、教室からでて、校門の前まで来た。
「何すんのよ。」
私が言うと
「うるせぇ。黙ってついてこい。」
と言って校門の前に止まっていた車に私を押し込んだ。
……てかこの車。あの有名な高級車じゃん。こいつ金持ちなの?
「倉庫だ。」
銀髪の男がそう言うと車が動き出した。
「ちょっと銀髪!どこに連れていく気?」
「銀髪じゃねぇ。隼人だ。」
………は?
あぁこいつの名前ね。
…ってそんなこと聞いてるんじゃないんだけど。