幼なじみはイジワル彼氏
その後、しばらく抱きしめていると、向こうから誰かが歩いてくる音がして。
「せ、先生だよ!離して~っ」
「えー、もったいねぇじゃん」
「何が!」
菜々は力ずくで俺の腕を解き、掃除しているふりをした。
そして菜々の思った通り、先生が来た。
この先生は、たしか世界史の中年のオッサンだ。
「おっ、岡嶋も手伝ってるのか!」
「手伝ってねーっス」
「相変わらず生意気だな…」
「つか、早く俺の菜々返してよ」
「は?お前ら付き合ってんのか?」
先生は驚いた顔で菜々を見た。
菜々はなぜかは知らないけど、「違います」と連呼した。