幼なじみはイジワル彼氏

―――…



「ん~…」

「やっと起きたし」



それから昼休みまで菜々は俺の膝で爆睡し、今に至る。



すげぇ腹が減った。



購買のパン、もう売り切れてんだろうな…。



菜々は起き上がり、寝ぼけた顔で



「今何時?」



と、聞いた。



なんか可愛い?



初めてそんなこと思った。



「12時半。昼休みだけど」

「うわぁー。起こしてよぉ~」




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