幼なじみはイジワル彼氏

そして、聞き慣れた低い声が頭の上から聞こえた。



「菜々返して?」



遥斗の体は熱くて、少し息が上がっていた。



探してて、くれたんだ…。



「清水くん、ごめんなさい…」

「ん」



清水くんは悲しそうな顔をして、目をおさえた。



っ……。



「菜々、行くぞ」



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