キミの隣で

「…あなたの一番大切な人がもうすぐいなくなってしまいます。だから、記憶があってもなくても、あいつの傍にいてやってください」


そう言うと、彼はあたしを優しく抱きしめました。




愛しい、懐かしい匂いを残して―。


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