蓮華〜流レルママニ〜

Aクラス


…そうだ。蓮はどうだったのかな?

そう思いつつ、2年連続Aクラスだった蓮のところに向かった。


Aクラスでは、他のクラスにはない熱気に包まれ騒然としていた。それもそうだろう。一番勉学に励んでいる人達と言っても過言ではないのだから。

「あ!蓮〜!」

もう発表を見終えたのか、早々と帰る準備をしている蓮の姿があった。

「お〜。千草どうだった?」

「Aクラスなりよ!」

Vサインのしたり顔で返す。

「やったな。頑張った甲斐があったじゃん!おめでと」

「そういう蓮の方は?」

「Aだよ」

あらまぁ、サラリと言い切っちゃって、この子は〜。

「蓮こそやるじゃん」

「千草とは出来が違うんだよ」

得意気に鼻を伸ばす。
くぅ〜。悔しい〜。
…けど、高校生活最後の年に一緒になれてよかった…

「…あの2人は?」

「神名はCで凛音はB〜。見事にバラバラです、ハイ」

「そっか。神名はともかく、凛ちゃんは大変だったんじゃねーの?」

「まぁ、何とか宥めたけどねぇ〜 」


「…俺は千草と一緒になれたから、それでいいけどさ」

…。
何気に、こっぱずかしいセリフを棒読みで言うなんて。どうせなら、感情豊かに表現してほしいもんよね〜。
まぁ…蓮に求めてもムダか。


「わ、私も蓮と一緒でよかったかな〜なんて、お…思っちゃったりしてみたよ」

「…何その変な言い方」

笑うなぁ〜、コイツぅ〜。人がせっかく勇気凛々で言ったのにぃ!
…これぐらいで赤面するなんて、私も乙女だったんだね、実は。
< 25 / 98 >

この作品をシェア

pagetop