突然現れた王子


次の日、

あたしはいつものように、制服に腕を通す。


いつもと違うのは

ケイタがいないこと。


毎朝、『おはよう!』って、あたしの大好きな笑顔で言っていたケイタがいない。

これから先もずっと。


なんだか悲しくて、寂しくて。


あたしは着替えを済ませると、階段を下りた。


「アユ、おはよう」

「…おはよう」




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