俺様彼氏
どがっ
「〜…うをっ!」
「あほっ、ばかたれ!スケベやろー!」
言いたい放題言った私は、悶絶する奴にあっかんべーしながら逃げてきた。
逃げるが勝ちだ、このやろー!
「…はぁっ、は」
息切れが…、やばい…。
しゃがみこんで心臓の辺りを押さえると、どくどくしてるのがわかる。
あんなに迫られて緊張しない人なんていないよ、うん。
とんとん.
肩を叩かれたから振り向くと、今会いたくない奴No.1がいた。