狂愛
十年の事情
10年前、俺はまだ高校2年生で、ダラダラと悪友達と勉学(1割)と遊び(6割)(と下ネタ(3割))とを懸命に励んでいた。


「俺さっき、スンゴイ美人見ちゃった。」

「えっ!?ドコドコ!?何処で見たの?」

「千勝…落ち着け…。」

涼しい風が吹き始めた秋―――。

生徒達も衣替えをして、キリッとした学ラン服にヒラヒラと初さを感じさせるセーラー服を着た彼等、彼女等は今日も短い朝のホームルームで沢山の情報交換をしていた。
その情報交換の中に発情期…いやいや、思春期にある会話を三人組が話していた。

言い出しっぺの男子生徒の名は、吉間 稲美(ヨシマイナミ)外見は、スタイル抜群と言うより、長身だが華奢で撫で肩、顔も二枚目だが男前と言うより色男の方が彼にはハマるだろう。
彼の会話に便乗してきたのは――
藤鷹 千勝(フジタカチカ)
ズバリ言おう、彼は見事なロリショタである。

クリクリな大きな目に潤んだ瞳、前髪をピンで留めヤンチャさと茶目っ気をアピールしている。
必殺技は、潤んだ瞳に上目遣い…これで落ちないお姉様はいないそうだ。身長も160センチ以下で何とも愛らしい姿である。
そして、最後に発言した彼は鬼京院 虎ノ亮(キキョウインコノスケ)確りとした体格で物静かな青年である。フォーカフェイスで凛々しい顔付きをしており、稲美とは正反対の印象だ。
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