―奏― 君に捧げる愛の歌


佐久間 陽子(さくま ようこ)ちゃん―


陽子ちゃんは、私がこの高校に入って初めてできた友達だ。



1年生の時、同じクラスだった陽子ちゃんから、


「友達になろうよ!」


と声をかけられ、
陽子ちゃんのその明るい性格のおかげですぐに打ち解け、今では気のおけない仲になっている。



私の病気のことを知っているのも、佑真を除いたら陽子ちゃんだけだ。


< 8 / 208 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop