君との365日

仕方なく私は部屋を出た。
音を立てないように、慎重に。

向かったのは海音の部屋。

ノックもせずに入り込んだ。
早くあの雰囲気を忘れたくて。

…運良く海音は居なかった。

私は頭を冷やそうと思って洗面所へ行った。

























――それが間違いだった。



< 258 / 300 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop