君との365日
てか、図星つかれて怒っただけじゃんか。
私は心の中でそんなことを思いながら教室へと戻った。
残念ながら綾芽は来てたけど。
「羽音?!」
私を見るなり声を上げて近寄ってくる。
「おはよう、綾芽」
「おはよ…って、大丈夫か?そんなに雨降ってなかったよな?」
「こっちは降ってたよ」
そんな、子供みたいな言い訳。
綾芽に通じるなんて思っちゃいないけど、心配と迷惑は掛けたくないから。
メニュー