君との365日
まあ、そんなに簡単に離れてく友達なら要らない。
こっちから願い下げね。
「…まあ、ええやん。無事やってんから。ほな帰るで」
海音が私を立たせてそのまま背負おうとするので私は慌ててそれを拒んだ。
嫌とかじゃないけど今はまだ、ね?
一応李花ちゃんに見られると厄介なことになるからさ。
だから手を繋ぐ事だけは許可しておいた。
鞄は綾芽が持ってきてくれてたみたいで、案外あっさりと皆で帰った。