* another sky *
「んっ、―――。」
航太のキスは、甘くて、甘くて…。
どうしようもないくらい、力が抜けてしまう…。
「これ、…可愛い…。」
今日の為に新しく買った、ベビー―ピンクのブラにそっと指を滑らせて。
胸の膨らみを持ち上げるように強く掴むと、その谷間に顔を埋めた。
「…俺の、ために…?」
そう、航太のため、……。
航太が喜んでくれるなら、私だって何でもしてあげたい。
胸元を這う、柔らかな舌。
航太の長い指先は、どんどん下に下がってくる。
「…玲、言って…?
どうして欲しいの…?」
答える隙すら、与えないくせに…。
1秒、1秒が、切なくて、苦しくて。
甘美な刺激に、声を上げる。
「あっ、だっ、だめっ…。」
あっという間に上りつめてしまう快感に、もう、身を委ねるしかなくて。
「…い…やっ…。」
その余韻が消えないうちに、また新たな波が押し寄せる。
私の羞恥心なんて、全く無視だ。
とめどなく与えられる快感に、理性が崩壊していく。
腰の下に枕を当て交うと、航太はゆっくりと自分のものを押し付けながら、私へと体重を落としていく。
腰を引き寄せ、これ以上ないくらい深く沈ませて。
「…っ、…くっ…。」
くぐもった声と共に、ヌルリと、奥深く吸い込まれていくそれは、私の中で硬く容量を増していく。
「玲っ、…きつ…っ。」
耳元で囁く声と、息づかいに、甘い余韻を響かせて。