* another sky *

「落ち着いてよ、玲。」


「う、うん…。」


「あのね、―――――。

麻友理が、……

…っ、…自殺、した。」


「…ひっ!!」



――――――!!!



え、―――。


何て、言ったの?



麻友理がっ、―――――??? 


自殺、―――――――???



「あ…、あの…。」


「今ね、病院なの。手当て、受けて…。」



はぁっ、――――!?


麻友理っ、………!?


え、―――――。



何、――――――?



よくわかんない…。



麻友理が…じ、さつ…?



まっ、麻友理っ、――――――!!



「へっ―――!! 

まっ、麻友理っ!!

えっ!!!」


「玲っ、―――――!!

落ち着いてっ…。」



嫌だ、……。


いっ、嫌だっ!



「何っ、―――――!?

りょうちゃん、何、言ってんの―――!!」


「玲っ―――?

玲っ、――――!

聞いてっ――――!!」



嫌だっ!!


麻友理っ!!




「いやあああああぁぁぁぁぁっ!!!」




――――――――!!!




「玲っ!! 玲っ!! 聞いてるっ??」



麻友理が、どうして…。


どうしてよぉ――っ!!



天井を見上げ茫然と座り込む私の携帯を、誰かが引っ手繰る。



「……っ!!」



…た、す……く……?

< 439 / 769 >

この作品をシェア

pagetop