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これまた朝同様に廊下に出てきた中川爽やかサッカー少年。


「見つかったんですか？写真。」

「見つかってないからまたこうやって出向いてるんじゃないの。」


察しなさいよそのくらい。


「そうですか。でも、俺は持ってませんよ？」

「いや、ポケットの中とかさ、見てもらえないデショウか？お願いシマス。」



もうこうなれば先輩後輩関係ない。

君はひかりさん最後の砦なんだ。
日本語の使い方間違えてるとか言われても今は気にしない。いや嘘いつも気にしてない。



「そんなに大事なものなんですか？」

「大事。あたしにとってあれは一番の思い出なの。お守りなの。あれがないとあたしはダメになる。」

「たかが写真ですよ？」

「…写真、バカにすんじゃねーよ。」



それはつまりあたしの存在を否定したってことだ。