89×127

「なにそれ。そんな面白いことやるならあたしのいる所でやってよね。」

「面白くないから!もうダメだ!あたしもうダメだよ!」



渚に事の顛末を報告すると、綺麗な笑顔でヒドイことをおっしゃった。


さっきの話の中でどこに面白ポイントがあったんだよ?!

すべてにおいてダメダメだよ!



「何がダメなの?」


「だって、あんな意味わかんないことしちゃったし、『大丈夫である。気になさるな。』って誰だよ!何キャラだよ!どこの武士だよ!無意識って怖い!」


「あーそれ、超見たかった。もう一回やってこない?」


「誰がやるかぁ!」



というか、そのままあたしの出せる限りの全力で走って逃げてきちゃったから、あの後どうなったかわかんない!


ともやんと中川くんだけ置いてきちゃったのってまずいじゃん!


ともやんが面白おかしく話こじらせてるに1,000円!



「中川くんに会ったらあたしは恥ずかし死にするかもしれない。」


「骨は拾ってあげるから安心して。」



いやマジ本気のレベルで恥ずかし死にできそうだぞこれ。

中川くんに会ったらとりあえず逃げ出すに10000円。




< 84 / 243 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop