89×127

唖然



「今日はテスト期間で部活もないし、さっさと帰れよー。」



それだけ言って、松下たつのりは教室をでていった。


きっとこれからテストの丸つけに追われるんだろう。

しょっぱなの一時間目に松下たつのり担当の現国のテストがあったからな。



「じゃ、あたしらも帰りますか。」


よっこいしょっと掛け声をつけて立ち上がったら渚さんの冷たーい視線をいただいたが、気にするようなあたしじゃない。



二人並んで廊下を歩いていると、前方からサッカー部キャプテンともやんが背中を丸めて歩いてきた。


最近の一連の流れで無意識にともやんに攻撃を仕掛けてしまったのは仕方ないだろう。

あの、『気になさるな事件』のあとは常にともやんに対して攻撃体制だったからな。




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