【続】君の声がききたい
「虹もさ。美大行ってるから、将来はイラストレーターか絵本作家になりたいんだって」

「へえ。虹ちゃん、絵うまいもんな」

「うますぎだよ、あいつ。虹なら絶対、夢叶うと思う。虹が人気画家になってめちゃめちゃ儲かって……俺より収入が良かったらどうしよう…(汗)俺、形見が狭いよな」

「まあな(汗)」


俺は修也との会話を沙和に手話で通訳しながら、修也と会話をしていた。

その間、沙和の表情が曇っていたことに…俺は気付いていた。





ざわざわ

〔まもなく…電車が参ります。白線の内側に・・〕


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