杞憂きゆう〜ムダなことなどひとつもないね〜短編集


はぁ…

そんなに広くない街に生活してるんだもんね

今日まで見かけなかったことが
不思議なくらいだよ。



あれから10年も時間が流れていたのに
今でもわかる…
わかってしまう後ろ姿。


はぁ…
仕事なんて行きたくない!!
改札通らないで
回れ右をして帰りたい。
いや、
このまま消えてしまいたい。


消えるのは勿体ないから、
とりあえず家に戻りたい。

< 2 / 55 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop