「すき」だらけ
「お前が俺の決意を壊したんだ。変な告白してきたり家から出るなとか言ったりあんな不恰好なおにぎり食わせようとしたりさ」




「不恰好って。どうせあたしは・・・・」




「うまかったよ。あれからまともにちゃんと食べたの久しぶりだった」




少しだけ腕を緩めてあたしに視線を合わせる。




悔しいくらいにドキドキしてる。



気づかれないように俯いた。
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