「すき」だらけ
「あーっ。まだ帰れない。あたし、呼び出されてるの?」

辻宮少しは妬いてくれるかな?



ちらっと彼の表情を見る。




「あ、それ俺だから」




「は?」




「だから俺がお前の下駄箱に手紙入れたの。そうでもしなきゃお前俺の話なんて聞かねーだろうから。ほら行くぞ」




あたしの手を掴んで繋いだ。
< 258 / 309 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop