†狼BOY×赤ずきんGIRL†

俺は黒三番だから関係ない。


誰だ?



『赤の一番………私』





はぁ?




手を挙げたのは若菜だった。



相手は




『あっ、俺だわ。』




直哉。



面倒くさそうに割りばしを見せる。



『じゃぁ、命令どおり甘い甘い言葉…………てか、“愛してる”をお願いしまぁ〜す。』




はぁ〜〜〜!?


俺だってまだ“愛してる”なんて言ってもらって事ねぇーのに!!!!




『やだ!!!直哉が若菜に言うのやだ!!私もまだ言ってもらってないのに!!』



柚姫は、立ち上がって言った。



はは……

柚姫と同じ考え………




『ダメだよ。命令だから。幸斗もな!!』




『フン。』




俺は、顔を背けた。




『じゃあお願いしまぁ〜す。』





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