幼馴染はアイドル!!
「それで、何で公園にいたの。」
「そ、それは・・・。」
そのときのことを言えば、下駄箱のことも言わざるを得なくなる。
口ごもっていると、
「俺にはいえないことか・・・。」
少し悲しそうにつぶやいた。
「っ・・・。」
言いたかったけど、何もいえないのは事実。
すると、何かが私のことを包んだ。
「ぁ・・・。」
翔の匂いが鼻を掠めた。
なんか、安心する。
「いつでも、俺を頼っていいよ。幼馴染だろ?」
私は静かにうなずくしかなかった。