雨が降る日は誰か死ぬ
駅までは、信号にかからなければ3分の距離である。


往復しても10分もかからないから、たいしたタイムロスではない。


それに、少し恩着せがましく言って、家事を手伝ってもらうっていう手もある。


咲子は車に乗り込んでエンジンをかけると、すぐに発車させた。



駅に着くと、遥が駆け寄ってくる。


「お母さん有り難う」


助手席に乗り込んでくるなり、遥は嬉しそうにお礼を言った。
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