雨が降る日は誰か死ぬ
駅を出た車は、すぐに大通りから、自宅に向かう用水路沿いの中道に曲がった。


この辺りは田舎町だから、駅に近い場所だけど、周囲は田んぼや畑が多く存在している。


自宅まで一直線のこの道は、普通車同士がギリギリ対向することが出来る道幅しかないけど、

片側が用水路、反対側が部分的に邸宅はあるけど、ほとんどが畑と田んぼで見通しが良いので、

対向車が来ないうちに走り抜けたい気持ちから、ついついスピードを出しがちな道なのだ。


見通しもよく、対向車の姿も見えないから、雨の走行だというのに、咲子はついつい速度を出していた。
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