雨が降る日は誰か死ぬ
遥と別れた亜衣は、急いで自宅を目指していた。


雨が降る前にうちに着きたいのだ。


学校から自宅まで、普通に帰れば10分ほどの距離だけど、

今の亜衣は、競輪選手さながらの勢いで飛ばしているから、かなり早く家まで半分くらいのところまで帰ってこれた。


ところが、ポツポツと雨粒が落ち始める。



雨が降る日は誰かが死ぬ。


三人が死んだのは、偶然に過ぎないと思うけど、どうしても不安は拭い去れないから、

自宅に辿り着く前に降り出した雨に、不安で泣きそうだった。
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