雨が降る日は誰か死ぬ
大通りからやがて中の道へ。


最近は日が沈むのが遅くなったといっても、今日みたいに雨が降っていれば、もう真っ暗である。


電信柱についている防犯灯の灯りだけが頼りだから、正直薄気味悪い。


この辺りはほとんどが農家で、田んぼと用水路と点在する民家しかないのだ。


優希の家も、泉の家も兼業農家をしているから、常に子供の頃から慣れ親しんでいる景色だけど、

どうしても今は、クラスメイトが連続で死んだこともあって、慣れ親しんだ景色すら恐ろしく感じるのである。

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