雨が降る日は誰か死ぬ
自転車の速度がもの凄くゆっくりになる。


泉の心臓はドキドキしてきた。


それがいったい何であるかは、もう少し近づいて確認しなければ分からないけど、

これ以上近づいてはいけないような気がしてならない。



「ねぇ」


泉は優希に声をかけた。


優希は返事をしなかったけど、見詰め合う目が、同じことを考えていると泉には分かった。
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