雨が降る日は誰か死ぬ
「本当にオマエってヤツは、こそこそつけて来やがって。そんなヤツだったとは、まったく呆れる」



「違うんです先生」


「何が違うんだ?」


「泉のお見舞いに行きたくて、病院を聞こうと思ってきたんです」


「泉? ああ瀬川か、行ってもダメだぞ」


「ダメって、どうしてですか?」



「それは、会わせてもらえないからだよ」


西山はそう言うと、腕組みをして椅子に少しもたれた。

< 234 / 612 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop