雨が降る日は誰か死ぬ
「どういうこと?」


美穂が身を乗り出す。



「ちょっと待って」


そう言うと、美咲は目を閉じ、額に手を当てて考え込んだ。



「んとねぇ、確か死んじゃった子が、何かの……ああそうだ。全員あのときのって言ったんだ」


「あのときの?」


由真が眉を寄せる。



「あのときって、どのとき?」


美穂が美咲を見つめた。

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