雨が降る日は誰か死ぬ
「ってことは、おそらくその祭壇みたいなとこで、何かを封印していたのに、それを解いちゃったのが、今回の事件の発端だってことだよね」



「たぶんそうだと思う。それしか考えられない」



茉鈴の問いに、美穂だけでなく、美咲も由真も頷いた。



「じゃあちゃんとした霊能者さんを連れてそこに行って、また封印してもらえばいいんじゃないの?」



「そうだね。そうすれば助かるかも」


一縷の望みが見えて、由真が目を輝かせた。

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