雨が降る日は誰か死ぬ
「この前の霊能者さんは?」


茉鈴が思いついて言った。



「あ~ダメだよあの人。まったく霊がいないとか言ってさぁ、全然あてにならないじゃん」



「うん。確かに」


文句を言った由真に、美穂も同調して頷く。



「じゃあさぁ、明日色々聞いてみるよ。神社とかお寺とかで、そういうのをしてくれるとこ」



「そうだね。次の雨までに何とかしないと」


今まで黙っていた美咲が口を開いた。

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