雨が降る日は誰か死ぬ
「あっ、先生。そこの角を左に曲がったところだよ。たぶん……」


「分かった」


西山がウインカーをつけて、車を左折させる。



曲がって少し走ったところに、奈津の自宅があった。



「ここみたいだよ先生」



「ああ、そうだな」


ちょうど自宅の前に、一台分の路上駐車出来るスペースがある。



「五分くらいなら良いよな?」


西山は自問しながら、そこに車を停めた。

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