雨が降る日は誰か死ぬ
とはいえ幽霊を相手にレスリングを挑むわけにもいかない。


ここはとにかく、佑香を逃がすしかないのだ。


「佑香立って! 逃げるよ」


香奈は佑香のわきの下から腕を回して、抱え上げる。


ところが、腰が抜けた佑香は、まったく脚に力が入らない。


「しっかりして!」


香奈は佑香に喝を入れた。

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