雨が降る日は誰か死ぬ
『嘘じゃないの……ぅ、ぅ、ぅうう』


電話の向こうで、オバちゃんが泣き出した。



「嘘だよ……。そんなの嘘に決まってる」


もう頭の中がグチャグチャで、まったく整理できなかった。


小学校の頃から仲良しで、高校生になった今も、同じクラスで毎日待ち合わせて一緒に通学している親友。


その親友が突然死んだなんて言われても、そんなの到底信じられない。


聖良はしばらく呆然と、電話の向こうの親友の母が泣き続ける声を聞いていた。
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