イジワル王子の溺愛



シシだっけ、それともトド?





静かな空間にカポーンと響く音





小さい頃からよく来ていた常連な老舗料亭







日常じゃ考えられない静けさの中で、



あたしはそんなことを考えながら目の前の豪華な食事に箸を付けた








「婚約を受けてくれるなんて思わなかった」







目の前の黒髪紳士があたしに微笑む








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