イジワル王子の溺愛




「あぶね……っ」





慌てて追いかけ、男の子の手を掴んで自分に引き寄せた






このまま手すりに掴まれば…






しかし無念にも俺の手は手すりを掠めることもなく、離れた




「――――!?」





俺は無意識に男の子を包み込み、目を瞑った




ドスンとした鈍い音と体に走った衝撃に、俺はそのまま意識を手放した





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