イジワル王子の溺愛




昨日、珍しく翼がすごく優しい瞳であたしをデートに誘ってくれて






普通じゃ考えられないくらいのことで






まるでこれが“最期の思い出作り”みたいに






「よ、くっ…翼…っ起きてよ…っあたしを抱きしめて……」






翼の手の横に顔をうずめて泣き崩れた






もう一生目を覚まさないかもしれない






二度と隣で笑うことができないかもしれない






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