イジワル王子の溺愛
泣きはらした痕が痛々しい
この何週間で、美しかった顔は老けてしまったよう
「…翼を、痛みから解放してあげることにしたの」
「そう、ですか…」
「ごめんなさいね、椎香ちゃん…」
おば様があたしを抱きしめた
「ごめんなさいね、馬鹿な息子で。あなたを本家の嫁にすること、私たち楽しみにしてたのよ」
「えっ?どういうことですか?」
あたしは驚いておば様を見た
あたし達が付き合ってること、どうして知ってるの?
付き合い始めたのだって最近なのに…