コバルトブルーに染まれ!!
「伊藤は向日葵」

「え。ナニソレ。褒め言葉として受け取っていい?」

「おう。うけとれ(笑)」

「あははは!サンキュ」


これが、俺とアイツの日常

友達以上

恋人未満


俺達は親友であって、恋人じゃない。


小学六年生で恋人ってなんだよ。

心の中で自分を笑った。


「そんで、東雲サンは薔薇」

「おぉっと。」

伊藤がずるっとコケたフリ。


「アタシはついでって事ですか」

「まぁ、そうなるかな」

「黙れ」

だってそうじゃん・・と俺は口をとがらせる

東雲さんは、綺麗で

可愛らしくて、清楚でおしとやかで。

まるでお姫様。

「薔薇=お姫様じゃないでしょ。東雲さんは、どっちかというと白百合だよ」

「えー・・」

「薔薇はトゲがあるけど、白百合はトゲもないし、清楚ーって感じ」

「うー・・」

まぁ、確かに。

「んで!アンタはたんぽぽっ」

「・・・・はい?」

「ショボイから(爆笑)」

「タンポポなめんなぁあぁああ!」

撤回。

伊藤はチューリップ。

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五話ずつ目線変えます
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